2階級制覇へ、最初の関門を突破した。ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京五輪を目指したがかなわずプロに再転向したWBO世界ライトフライ級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)が7日(日本時間8日)、米国テキサス州アーリントンで計量に臨み、クリアした。

高山はリミットを100グラム下回る48・8キロ。同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)も48・8キロでパスした。試合は8日、日本時間の9日朝に行われる。

高山は「無事に計量をクリアできて安心しました。明日の試合でベストを尽くし、世界タイトルを奪取します」とコメントした。急なオファーで決まった試合で、減量を含めた調整期間はわずか3週間だった。懸案材料のひとつだったウエートをクリアし、高山にとって約4年9カ月ぶりとなる世界戦に臨む。

王者ソトは18勝(12KO)1敗の戦績を誇り、若く勢いがある。高山は32勝(12KO)8敗1無効試合。倍以上のキャリアを武器に日本選手最高齢での王座奪取を狙う。