ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔が所属するAMBITIONジムが、日本プロボクシング協会に日本ボクシングコミッション(JBC)役員の退任など4点を求める上申書を提出したと31日、発表した。

文書は所属ジム木谷卓也会長名で、同協会の花形進会長宛てに28日付。昨年大みそかのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦(井岡-田中恒成戦)時のドーピング検査で薬物反応が出たが、今月19日にはJBCが井岡の潔白と検査体制や情報管理の不備を認め、謝罪していた。

所属ジムの文書では<1>JBC執行部の責任を認め、現役員が退任すること<2>個人情報がマスコミにリーグされた原因を追及し明らかにすること<3>ドーピング規定を整備し、ドーピング検査を国際基準に準拠させること<4>井岡・田中両選手に対して誠意ある謝罪をし、名誉回復措置を講じること、の4点を協会からJBCに対して要望提出することを願い出た。

文書でAmbitionジムは「現在および未来のボクサーが正々堂々と試合することが出来るようにするための要望です。是非、ご審議くださいますようお願い申し上げます」と記している。