女子格闘技界で“二刀流”を目指すボクシング女子世界3階級制覇王者クラレッサ・シールズ(26=米国)がついに総合格闘技デビューを果たす。

10日(日本時間11日)、米アトランティックシティーで開催される米格闘技団体PFL(プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ)2021 4大会でブリトニー・エルキン(米国)と対戦する。9日(同10日)には同地で前日計量に臨み、154・8ポンド(約70・2キロ)でパス。エルキンも155・4ポンド(約70・4キロ)でクリアした。

体重計の上で力強いガッツポーズをみせると、シールズはレイ・セフォー代表が見守る中でのにらみ合いで冷静な表情を貫いた。自らのSNSなどでシールズは「ウエートは作ることができた。明日が試合です。リスクが高いけれど、それだけの価値がある」と気合十分。ボクサーと総合格闘家という“二刀流”を本格スタートさせる強い意気込みを示した。

昨年12月、PFL参戦を宣言して以降、米ニューメキシコ州アルバカーキのジャクソンズウィンクMMAアカデミーで、元UFCライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズや、ボクシング元WBA、WBC女子世界ウエルター級王者で元UFC女子バンタム級王者のホリー・ホルムらと一緒にトレーニングを積み、総合格闘技デビュー戦に備えてきた。