スーパーフェザー級3位石月祐作(30=燕市・KAGAYAKI)が、INNOVATION同級王者の桜井健(40=Hard Worker)に判定勝ちし、連勝を5に伸ばした。この勝利で同級1位の一馬(31)との同級王座決定戦が決定的になった。

試合後、RISE伊藤隆代表(50)が大会総括で「一馬と石月で王者決定戦を行う」と明らかにした。RISEスーパーフェザー級は王者の韓国人選手、チャンヒョン・リー(28)がコロナ禍で来日できていない。王座決定戦は現状が続いた場合とはなるが、石月にとって初のRISEのタイトルを懸けた一戦になる。「一馬選手は強いけど、自分の戦い方を貫く」。

この日の一戦は圧勝だった。3人のジャッジがすべて石月に満点の30点をつけて3-0の判定勝ち。ただ、「倒せなかった。研究されていた」と反省した。力強いパンチで2、3回に1度ずつダウンを奪った。追い詰めながらKOを逃したことを悔やんだ。一方で「うまい相手と対戦できたのはいい経験」。ビッグマッチを見据え、前を向いた。