RIZIN出身の渡辺華奈(32)が衝撃の35秒TKO負けでプロ初黒星を喫した。

UFCで2度王座挑戦経験があるリズ・カモーシェ(37=米国)と女子フライ級5分3回で対戦。試合開始と同時に前に出られて劣勢となると、右ストレート、右フックを被弾。腰が落ちそうになると、さらに連打を浴びてレフェリーストップで負け。1回35秒、TKO負けとなった。

試合後、渡辺はSNSを通じ「1RTKO負けでした。沢山の方の応援がすごく力になりました。自分が弱く、リズ選手が強かった。自分の実力不足です。結果で返せなくて本当に悔しいです。本当に本当にありがとうございました」と完敗を認めていた。

ベラトール女子同級ランキングでは、カモーシェの2位に対し、渡辺は3位とランカー対決だった。入場時にはバックボーンとなる柔道着で入場。冷静な表情でケージに入っていたが、カモーシェの猛攻に屈してしまった。ベラトールのスコット・コーカー社長が「カモーシェ-渡辺戦の勝者が女子フライ級次期挑戦者になる」と米メディアに明かすなど挑戦者決定戦として設定されていただけに、王座挑戦のチャンスが遠くなった。