総合格闘技「修斗」の新潟県在住女子プロ選手、ちびさいKYOKA(24=SAI-GYM)が女子総合格闘技「DEEP JEWELS 34」(4日、東京・新宿フェイス)のミクロ級で村上彩(フリー)と対戦。プロ2戦目での初勝利を狙う。この試合からリングネームを「KYOKA」から「ちびさいKYOKA」に変更。白星を新ネームの名刺代わりにする。

ちびさいKYOKAとしての初戦。「緊張するけど、楽しみ」とテンションは上がる。相手の村上は柔術で黒帯の強敵。「つかまらないように打撃で勝負」とパンチからのコンビネーションを磨いてきた。

リングネーム変更の狙いは「知ってもらうため」。「ちび」は146センチの小柄から。「さい」は所属するSAI-GYMから取った。個人のインスタグラム、ツイッター、YouTubeで情報を発信しているが、「KYOKA」で検索すると多ジャンルでヒットする。自分にたどり着きやすくするために工夫した。実際、インスタグラムのフォロワーは700人から1000人に増えた。

6月のデビュー戦は古林礼名(GSB多治見)に判定負け。直後に映像を見てパンチに体重が乗っていない弱点を確認した。県内の女子格闘家に連絡し、合同練習を企画。週に1回は出稽古にも行った。「どうすれば強くなれるかを具体的に考え、行動するようになった」とSAI-GYMの横山朋彦代表(43)は成長を認める。名前だけでなく、実力を知らしめる準備はしてきた。

注目度のアップは重圧にもなるが「それ以上に励み」と言う。何よりも勝つことが最大のPR。「結果にこだわりたい」と気を引き締めた。【斎藤慎一郎】