総合格闘技のRIZIN榊原信行CEO(57)が4日、都内で会見を開き、2日に行われたRIZIN LANDMARK大会で、配信映像が見られなくなったトラブルについて改めて謝罪、説明を行った。

榊原CEOは「なぜシステム障害が起きたのか、現在究明中。今週中くらいには、はっきりさせたい。大切な日曜日の夜の大事な時間を奪ってしまい、改めておわびを申し上げたい」と語った。3日にU-NEXT側と話し合い、問い合わせの専用ダイヤルを設置。視聴できなかった人には全額返金することを決定し、視聴できた人にも何らかのサポートを検討しているという。

2日の同大会では、試合直前でのU-NEXTへのアクセスや申し込みが過去最高の数字となり、サーバーがダウン。1時間後に復旧し、試合開始となるも、WEBブラウザで申し込んだ約6%の人が見られなかった。榊原CEOは「6%といっても、多くの人に迷惑をかけた。94%の人も3800円という貴重なお金と時間を使ってくれた」。次回大会は来年1月末を予定しているが「ピンチをチャンスに変えるつもり」と前を向いた。

U-NEXTではRIZINの配信により、PPV購入者だけでなく、月額会員や年会員の新規加入者も増えたという。RIZINのサイトではインタビューの再生回数も好調。トラブルにより、改めてRIZINの人気、ファンの大切さを知るところとなった。

信頼を取り戻すため、榊原CEOは「アフターケアをしっかりして、もう1回信用してください、と言えるようにならないと。もう2度と起こしてはいけない」と力を込めた。