藤波辰爾の長男LEONA(28)が新井健一郎とのシングルマッチに登場。

首投げの応酬から、けさ固めをヘッドシザースで返したり、相手をフルネルソンにとらえ“何か”を予感させるなど父をほうふつとさせる動きを見せ、14分5秒、ジャパニーズレッグロールクラッチで3カウントを奪った。

LEONAは父の節目の興行で「50年」という数字を「プロレスを実感して厳しさを知った俺にとって天文学的です」と誇らしげに語った。立教大法学部卒という高学歴にもかかわらず、父の背中を追ってプロレスの道に入った。14年のデビューから7年間、迷いや後悔は「一切なく、走ってきました。父と“絶対に弱音を吐かない”との約束があります」と話した。

次の戦いの場所は全日本。11月13日開幕の世界最強タッグリーグ戦に長井満也と組んで出場する。「父の存在は僕の宿命。それを含めて、俺を見てほしいという気持ちです。まずレスラーとして、やっぱりベルトを目指したい」と決意を口にした。