12日、東京・後楽園ホールで開催される予定だったボクシング日本バンタム級王座決定戦は中止となった。同級1位沢田京介(33=JBスポーツ)-同級2位定常育郎(24=T&T)が同王座を懸けて拳を交える予定だったが、日本ボクシングコミッション(JBC)によると11日朝、T&Tジムから定常が前日10日に体調不良となったと報告があったという。同日午後の計量も欠席したため、棄権となった。

両者は当初5月に対戦予定だったが、コロナ禍で興行自体が延期になった。ようやく7月26日に対戦したものの、1回にダウンを奪った沢田が、2回に偶然のバッティングでカットして流血。負傷引き分けとなり、決着がつかなかった。今回は約3カ月半を空けての再戦として組まれていた。JBCによると、同級1位沢田と3位大嶋剣心(26=帝拳)の同王座決定戦になる見通しだという。