総合格闘技のRIZIN32大会(20日、沖縄・沖縄アリーナ)でボビー・オロゴンと対戦する北村克哉(35=チーム北村/武蔵村山さいとうクリニック)が、「(ボビーは)一流のアスリート。死闘になると思う」と警戒感を示した。

15日、オンラインで懸垂やウエートトレーニングなどの練習を公開。MMAとボディービルダーなど、フィットネスの二刀流で活躍する北村は「トレーニングをして強くなるというのが僕のライフスタイル。筋トレは応用すれば勝ちにつながる」と持論を展開。「(フィットネスもMMAも)どちらもメジャーにしたい。格闘技ファンがフィットネスを見るきっかけを作りたい」と飛躍を誓った。

16年から新日本プロレスで活躍したが、18年に手首のケガで引退し、フィットネスに転向。PRIDEからの格闘技ファンで、かねてRIZIN参戦を熱望していたこともあり、ボビーとの対戦が実現した。初のRIZIN出場だが、コンディションも万全な様子。「指示通りに体も反応できている。すごくいい状態」と気合十分に話した。

異色のマッチメークで注目を集めるが、その先のビジョンも明確だ。「まずは今回、ボビー選手にどんな形であれ勝つ。そして年末、おみそか、死ぬにはいい日だと思う」とにやり。「ヘビー級ファイターとして、RIZINを盛り上げる一因になれたらうれしい」。120キロの怪力男が、夢の扉をこじ開ける。