総合格闘技RIZINは6日、番組ごとの視聴課金となるPPV(ペイ・パー・ビュー)限定のスタジオマッチ、ランドマーク2大会(会場非公開)を開催する。

メインイベントで相対するのは、総合格闘技の未来を担う若き2人。23歳の平本蓮(ルーファスポーツ)と22歳、初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)だ。

プロキックボクシングの舞台でも好成績を残しているストライカー同士の対決だが、平本は1年3カ月ぶりの試合。20年大みそか大会、デビュー戦敗戦の悔しさを糧に、米国での武者修行を敢行するなど総合格闘家としての技術を磨いてきた。大会前インタビューでは「自分のやることは勝つことだけ」と話した鈴木に対し、「格闘技がつまらなくなってきている。俺が強くなったらこの世界が変わる」と豪語した平本。殴り合いになるのか、グラウンドの攻防になるのか、ゴングから両者の一挙手一投足に注目だ。

セミファイナルでは38歳の昇侍(トイカツ道場)と37歳の鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)が対戦。昨年11月のトリガー神戸大会で萩原にTKO負けした昇侍は「寝技でがっちりと『塩試合』をしたい」と堅実に勝利を狙う。

第3試合は唯一のキックボクシングカードで、ムエタイ王者吉成名高(22=エイワスポーツジム)が元チームメートの白幡裕星(19=Battle-Box)と対戦する。人気の那須川天心が卒業したRIZINのキックボクシング部門で、新たなスターが誕生するか。

そのほか、タフさが売りの2人がぶつかる第2試合(魚井フルスイング-伊藤空也)、RIZIN初出場同士が対戦する第1試合(CORO-増田拓真)の計5試合が行われる。