昨年9月にRIZINに参戦したキックボクサーのぱんちゃん璃奈(27=STRUGGLE)が、主戦場のKNOCK OUTで2階級制覇を成し遂げた。

半年ぶりリングで、関西の強豪・喜多村美紀(35=テツジム)との初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座決定戦に臨み、3-0の判定勝利を挙げた。

2回にカウンターの右を打ち込み、さらに右強打で追撃してダウンを奪取。左右両前蹴り、ダイレクトの右強打がさえわたり、KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王座に続くベルト獲得に成功した。

主戦場のリングで2階級制覇を達成したぱんちゃんは「めちゃめちゃ気持ち良かった。いろいろあってケガもあって難しいこともあったけれど私はリングでしか輝けないので、この姿をみてパワーとか元気をもらえる人がいるなら本当に幸せです」と笑顔。当初は今年1月の同Vol1大会で組まれていたカードだったが、ぱんちゃん自身が新型コロナウイルス検査の陽性判定で約2カ月間、延期されていた。

狙っていたKO勝利は逃したものの「ダウンを取って(パンチを)効かせるということを少しでも前進できたので今日は良しとしたい。必ず倒せる選手になります。それまで待っていてください。これからKNOCK OUTの看板選手として引っ張っていけるように。もっとスターに必ずなります」と力強く宣言していた。