ボクシングWBA世界同級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が同級最強の「頂」に対し、序盤から勝負を懸ける覚悟を示した。

4月9日、さいたまスーパーアリーナで元3団体統一同級王者で現IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との2団体王座統一戦を控える。史上最大規模となるビッグマッチに向け、28日に都内の所属ジムで練習を公開。1回から接近戦を仕掛ける姿勢を口にした。

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◇村田-ゴロフキン戦興行アラカルト◇

★興行規模 88年と90年に東京ドーム開催のマイク・タイソン戦は平成バブル絶頂期で総費用20億円で最大規模とされた。このタイソン戦を手掛けた帝拳ジムの本田会長が「時代も違うけれどタイソン戦の時よりもかかっている」と説明。20億円以上の史上最大規模イベントとなる。

★チケット リングサイドA席は22万円。90年に東京ドームで開催されたタイソン-ダグラス戦の15万円を上回る金額に。なお昨年12月のWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥の約2年ぶり国内防衛戦の応援席チケットSRS席も15万円だった。

★ファイトマネー 推定でゴロフキンが15億円、村田が5億円のファイトマネーと言われる。なおゴロフキンは19年に6試合契約でDAZNと約1億ドル(約120億円)の巨額契約を結んでいる。