ボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)が6月10日(日本時間11日)、メキシコシティーで同級正規王者エステバン・ベルムデス(26=メキシコ)との団体内王座統一戦に臨むことが26日(日本時間27日)、契約を結ぶ英プロモート大手マッチルーム社から発表された。昨年3月の米初進出に続き、2戦連続での海外防衛戦となる。

同社を通じ、京口は「メキシコのスタイルは自分の大きな影響を与えた。メキシコでのファイトは夢だった。ベルムデスのようなライバルの相手国でボクシングをみせる絶好の機会。統一戦は絶対王者としての使命」と意気込みを示した。

一方のベルムデスも「京口は非常に優れた王者だが、ケガが多すぎる。彼と戦うことに1年も待っていた」と待望の統一戦を強く意識していた。

京口は昨年3月、米ダラスでアクセル・アラルゴン・ベガ(米国)との3度目防衛戦で5回TKO勝ちして以来、1年3カ月ぶりのリングとなる。昨年9月に右手親指周辺を骨折したことを皮切りに、左ひじ負傷、左ひざ腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)炎など続けてけがを負い、スーパー王者としてリング復帰ができない状態が続いていた。