4年連続4度目の出場でジュニアの頂点を目指すDOUKI(30)が、リーグ折り返しとなる5戦目で勝ち越しの白星を挙げた。

第2試合、試合前まで同じ2勝2敗、勝ち点4で並んでいたBUSHI(39)と対戦した。過去の対戦では2勝1敗と勝ち越している相手にも、油断はなかった。ロープワークでスピード勝負を仕掛けると、場外にエスケープした相手を逃さんとばかりにトペ・スイシーダで攻撃。中盤にはエプロンでのDDTを決められながらも、流れを渡さなかった。最後は、8分9秒。イタリアンストレッチNo.32で絞め上げ、タップアウトを奪った。

「そんなに長い時間じゃなかっただろうが、体感的には20分超えの試合だった。それくらいのダメージ。知っていたけどBUSHIは重いよ」と、振り返る激戦だった。開幕戦でGLEATのG-REX王者エル・リンダマンを破るも、2連敗。それでも、前日24日に続く勝利で盛り返してきた。

今リーグ戦にかける思いは強い。今月6日に行われた「タカタイチマニア2・5」のタッグマッチで敗戦後、自身のツイッターで「3年前と変わらない 見事なかませ犬」などと自嘲。タッグを組んだ鈴木軍の同門、エル・デスペラードに「強いやつに負けたらかませ犬か? 言葉はよく考えて使え」などと、たしなめられていた。さらに、13日の会見では「何の成長もなかった」と批判され、たまらず詰め寄る場面もあった。

「俺は自分のやってきたスタイルを変えるつもりはない。自信がある」。汚名返上のためにも、何としてでも勝ち上がっていく覚悟だ。