メインイベントとなった世界ヘビー級選手権試合で田中将斗(49)に敗れ、王座から陥落したノアの杉浦貴(52)が、試合後に大谷晋二郎への思いを語った。

4月10日の両国大会で大谷と対戦。投げっぱなしジャーマンを受けた大谷が、頸髄(けいずい)損傷の重傷を負っていた。「これについては本当に申しわけないと思っている。すみません。そして何より大谷選手のご家族にご心配をおかけして本当に申し訳ございません」と、神妙な面持ちで謝罪。2度、頭を下げた。

さらに「僕なりにどうしていけばいいか考えた。今日のような大会があれば試合でも他のことでも何かあれば協力させてほしい。本当にお願いです」と懇願。最後は「大谷選手は何度でも立ち上がってくる男だと思っている。必ずケガから復帰して、リングに戻ってきてくれると僕は祈って待っています」と、言葉を詰まらせながら話した。