17年のRIZIN女子スーパーアトム級ワールドGP覇者の浅倉カンナ(24=パラエストラ松戸)が、最高峰の舞台で再びトップに返り咲く。

総合格闘技RIZINは7日、今月31日開催の37大会(さいたまスーパーアリーナ)で開幕する「女子スーパーアトム級ワールドGP」の出場メンバーを発表。浅倉は、韓国の強豪パク・シウ(31=KRAZY BEE)との対戦が決まった。

5年前のトーナメントでは、決勝戦でシュートボクシングの絶対女王RENAを下して優勝も、「最近の自分はこの階級で目立てていない」と自覚する。4月の東京大会で連敗を脱したばかり。「2度目の優勝を狙います」と、初心でぶつかる決意を示した。

対戦相手のパクは、初参戦となった昨年大みそかのRENA戦で判定勝利し、その後もDEEPで勝利を重ねている。浅倉は前戦のSARAMI戦に臨む際に、練習をともにしたこともある相手だ。

「練習している分、強さも怖さも知っている」といい、最初に聞いた時は「『うわー』と思った」と、率直な感想を口にした。それでも「全力で倒しにいく」と、覚悟は十分。「レベルの高いトーナメント。ハードな戦いになると思うが、盛り上げられるように頑張ります」と宣言した。前戦で見せた諦めないファイトで、日本の女子格闘技の実力を世界に示す。

会見後には、この日の七夕に因み、短冊に願いを込めた。他のメンバーが「優勝」「絶対負けない」などとする中、「婚約指輪をもらえますように」としたためた。優勝トロフィーと指輪の両取り(?)へ、負けられないトーナメントが幕を開く。