日本ウエルター級王座の次期挑戦者は、同級2位坂井祥紀(31=横浜光)に決定した。日本同級挑戦者決定戦で同級1位重田裕紀(32=ワタナベ)と拳を交え、1-0の引き分け。優勢ポイントで上回り、日本王座挑戦権をゲットした。

サウスポーの重田の攻勢に対し、3回には左ストレートで2度、ダウンを喫した。劣勢となった坂井は圧力をかけてラッシュで反撃。豊富な手数で攻め続け、8回までスタミナ切れすることなく、最後まで追い上げた展開を演出した。試合はドローとなり、特別ルールによって優勢点を勝ち取って挑戦権を手にした。

坂井にとって21年12月、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王者豊嶋亮太(帝拳)に判定負けを喫して以来のタイトル挑戦が決定。来春、日本同級王者小原佳太(三迫)に挑むことになる。