プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界同級王者井上尚弥(29=大橋)が13日、WBO世界同級王者ポール・バトラー(34=英国)との4団体王座統一戦に臨む。

モンスターが日本初、アジア初、バンタム級初の快挙に挑戦する舞台は、ボクシング興行初開催となる東京・有明アリーナ。会場は、早くから熱気に包まれていた。開場30分前の午後2時ごろには、約500人が会場を取り囲むように長蛇の列をなした。

最前は、香川から応援に駆け付けたという10代の男性。全席指定席にもかかわらず、開場4時間半以上前の午前10時から並んだという。自身もボクシング経験があり、今年6月にさいたまスーパーアリーナで開催のドネア戦も生観戦した大の井上ファン。「4団体統一王者になってくれれば、それだけで言うことはないです」と、目を輝かせた。

その他のファンも、早くからグッズを身に着けるなど、試合開始を待ちきれないといった様子だった。