プロボクシングの世界バンタム級でWBAスーパー、WBC、IBF世界同級王者井上尚弥(29=大橋)が、史上9人目の4団体統一王者となった。日本人初の快挙。WBO世界同級王者ポール・バトラー(34=英国)を下した。

映像配信サービス「dTV」のライブ中継で解説した元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏(40)は「日本ボクシング史上最高傑作の選手。これからも日本代表として戦って欲しい」と絶賛。4本のベルトを巻く山中を見て「気持ちいいですね。素晴らしい」と感嘆した。

井上本人はリング上でのインタビューで、「この4年間すごく遠回りした気もする」と話した。それを聞いた山中氏は「巡ってきたんですね、持っていたんですね、井上選手は。もちろん力が合ってこそですが」と評した。