プロボクシング元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(44=フィリピン)が、23年に総合格闘技のRIZINに参戦することになった。RIZIN40大会のリングに登場し、RIZINとの契約を発表した。

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パッキャオは柔らかな笑みを浮かべていた。第8試合後、手を振りながら花道を歩いた。軽快にリングに登場すると日本語で「こんばんは、ジャパン」とあいさつ。自らの言葉で参戦を表明した。

「大みそかイベント、お客さんの熱、エネルギーに驚いています。9月にゲストとしてきましたが、今日はエキサイティングなニュースがあります。来年戦うことになりました。RIZINと契約しました。素晴らしいファイターと試合をしたい。誰でもいいので戦います。楽しみです」

9月に来日し、朝倉未来とプロボクシング元世界5階級制覇王者メイウェザーとのエキシビション戦を会場で観戦した。12月には韓国でボクシングに準じた立ち技ルールで約1年4カ月ぶりのリングに立ち、韓国のユーチューバー兼武術家と対戦した。次なる舞台にボクシング時代の宿敵フロイド・メイウェザー(米国)がエキシビションマッチで那須川天心と朝倉未来を退けた舞台を選んだ。

リング上でパッキャオと並んだ榊原CEOは「来年の夏以降に、日本人選手、本人は70キロ以下と言っているので、マニー・パッキャオの前に立てる日本人を募集します」と呼びかけた。23年夏以降にパッキャオと体重70キロ以下の日本人選手との対戦が組まれる見通しとなった。

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