RIZIN女子スパーアトム級、DEEP・JEWELSストロー級王者の伊沢星花(25=フリー)が、最強女王の実力を示した。自身が直訴して7月に開幕した女子スーパーアトム級GP決勝戦で、パク・シウ(韓国、31=KRAZY BEE)を判定で下した。

昨年10月のリベンジに燃えるパクを退けた。無敗の9連勝とした伊沢は、リング上の勝利者インタビューで「パク・シウ選手、本当に強くて怖くて、すごく怖かったです。ええーん。えーん」と声をあげて涙。「怖かったけれど、勝てて良かったですけれど、もっと強くなれるように頑張ります」と涙声で話した。

さらに、練習に付き合ってくれた弟らに感謝の気持ちを示したあと、「優勝賞金たくさんもらったので、コロちゃんと結婚式をしたいです」とも発言。同じ総合格闘家で交際中のCOROとの結婚式を挙げることを熱望した。

セコンドを務めてくれた横田一則コーチについては「来年ブレイキングダウンのオーディションに出ます。YouTubeも始めたので、チャンネル登録よろしくお願いします」と、コスチュームの背中についたQRコードを示してアピールした。

日本女子格闘技界の超新星の異名を取る伊沢は、試合前に「派手な試合をする」と公言した。7月の開幕戦、9月の2回戦ともに海外の強豪から一本勝ちを収め、王者にしてGP制覇目前。「勝つだけじゃなくて女子格闘技を盛り上げたいという思いが強い」と、業界を背負う自覚を口にしてきた。

文句なしにRIZIN女子スーパーアトム級の頂点に立った。モチベーションの調整が難しいのではという声も上がるが、本人は全く意に介さない。「もう相手がいないんじゃないかって言われることもある。でも、自分は誰とでも強い選手と戦っていきたい。ファンや団体が望んでくれるような相手とやりたい」と意気込んでいた。

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