キックボクシング42戦無敗を誇る人気格闘家からプロボクサーに正式転向した那須川天心(24=帝拳)が4月8日、東京・有明アリーナでボクシングデビュー戦に臨むことが13日、発表された。日本バンタム級4位与那覇勇気(32=真正)とのスーパーバンタム級6回戦で拳を交える。同日、都内のホテルで会見に臨んだ。記者会見後にも報道陣に対応した主な一問一答は次の通り。
◇ ◇ ◇
-相手が日本バンタム級4位与那覇と聞いた時
「ジムからこういう相手がいるといただいて、2つ返事でやりますと。僕の思いだったりとか、そういうのが会長もくみ取ってくれたと思う。世間の人にも本気度が伝わるのではないかなという風に思っています。本当はもしかしたら海外の選手とやるかもと言われたのですけれど(日本人で)大丈夫か?と聞かれたので大丈夫と」
-日本ランカーに勝てば日本ランキングに入る
「形ということですね。ランキング入って、どうこうとかない。ただ形になるなら世間的にも、もともと見てもらっているボクシングファンにもそういうのが大事になってくる。そういった人に向けても新鮮な姿をみせられると思う」
-インパクトある結果にこだわる
「そこは、やるべきことは分かっていますから。やるしかないですね。新人ですから、やるしかないです」
-丸刈り風なヘア
「気合ですね。新人ですから。知り合い、友達と話した時に、そうかは分からないですけど『日本人は気合が入ったり、決意をみせる時はデコをみせる』と言われて。いいなそれと。気合をみせるにはいいとデコをみせてきました。プロテストの時は伸びていたので。しっかりとそういう意味を込めて気合は入っている」
-外国勢のデビュー戦とも思われていた
「だからこそ、世間に対しての気合、覚悟を見せにきた。1番分かりやすいし。海外の人に勝ったとしても日本人とやっていないと言われる。なら1発目からやってやるよと。気持ちの中でありましたね」
-キック時代はエンターテインメントがあった。ボクシングではどうする
「生きざまだったり、スタイルで感じてほしいなと思っています。最近、エンターテインメントというのが増えすぎているんじゃないかと。今、こういうスタイルでやっていくことが大事ではないかなと僕は今、感じ取ったので。時代の逆じゃないですけど。そういった意味もある」
-ユーチューブを辞めたのもその意向に関連する
「そういうのもありますね。まあ形上、100万人というのを昔から目指していて、ケジメとして100万に行くまでやると。後に今は別に必要ないかな。他の人がやればいい。ボクシングだからとかではなく、時代を見て、時代の逆という感じです」
【関連記事】那須川天心「ボクシングからの果たし状だと思っている」デビュー戦決定の心境明かす/一問一答