IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)が、“エース”棚橋弘至(46)を破り、同王座2度目の防衛に成功した。

21分8秒、必殺のレインメーカー(短距離式ラリアット)で沈めた。試合後には棚橋へ、ドリームタッグ結成を提案。IWGPタッグ王座取りへ狙いを定めた。

オカダが、米国にカネの雨を降らせた。棚橋との団体の顔対決を制し「棚橋さん! 俺たちがエースを見せましたね」と英語を交えながらマイクパフォーマンスを行った。

11日の大阪大会で鷹木を下して初防衛に成功後、自ら解説席に座っていた棚橋を次戦の挑戦者に指名した。引導を渡すつもり臨んだ試合だったが、2人が組めば新日本をさらに盛り上げられると肌で感じた。「ま(棚橋は)まだまだ老け込むのは早いでしょう。今度はタッグチャンピオンとしてサンノゼに戻ってきましょう」と、黄金タッグ結成を呼びかけた。

オカダは、2日後に迫る21日の武藤敬司引退興行(東京ドーム)でプロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者清宮海斗との対戦が決まっている。これで両団体の王者対決が正式に決定。さらに勢いを加速させていく。