プロボクシングWBC世界ミニマム級4位重岡優大(25=ワタナベ)が4月16日、東京・代々木競技場第2体育館で同級王者パンヤ・プラダブスリ(32=タイ)に挑戦することが7日、発表された。世界初挑戦となる。

また、同日にはIBF世界同級4位の弟銀次朗(23=ワタナベ)が同級3位レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)との暫定王座決定戦で世界ベルトを懸けて拳を交える。

兄弟で王座奪取となれば亀田3兄弟(興毅、大毅、和毅)、井上兄弟(尚弥、拓真)に続き、国内3例目の兄弟世界王者となる。また兄弟同時の世界王座奪取となれば国内初。

兄優大は21年2月に日本ライトフライ級ユース王座を獲得し、同年11月にはWBOアジア・パシフィック・ミニマム級王座を奪取。22年11月に日本同級王座を獲得後、王座返上して世界挑戦の準備を進めていた。

一方、弟銀次朗は当初、1月6日に挑戦も王者陣営の試合続行不可能の事態で無効試合となったIBF世界同級王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)との即再戦を希望していた。しかし王者の鼓膜が破れるなどの体調不良を理由にIBFからクアルトとの暫定王座決定戦の指令を受けていた。

なお重岡兄弟のダブル世界戦は、元世界3階級制覇王者亀田興毅氏(36)がプロモートする3150ファイトの東京初進出大会となる3150 Vol.5大会のセミファイナル、メインイベントに組まれる。