これぞ、王者の貫禄。プリンセス・オブ・プリンセス王者の瑞希が、角田奈穂を破り、初防衛に成功した。
「(角田の)見たことない顔を引き出してやろうと思ったけど、逆に引き出されてしまった」。中盤に雄たけびを上げて気合を入れると、普段の優しい表情とは違った鬼の形相で、馬乗りになり、強烈エルボーをたたき込んだ。
最後は倒れ込んだ角田の背中に、コーナートップから豪快に飛び降り、両足で蹴り込むと「ここで取りたい」と勝負に出た。多少強引ではあったが、そのまま変形ヘッドロックを仕掛け、ギブアップを奪った。試合後は角田の声援の方が多かったことに不満だったのか「今ごろ『瑞希~』って言っても遅いって!」とファンに向かって叫び、笑いを取る余裕も見せた。
7日の調印式では「私絶好調なので」と自信に満ちあふれていた。終始笑顔で緊張感のないようにも見えたが「プレッシャーはベルト渡された時に感じた。今はそれを超えていかないといけない」とキッパリ。3月末に米ロサンゼルス大会で2冠王者となり、団体の頂点に君臨。来週にはプリンセスタッグ王座、来月にはプリンセス・オブ・プリンセスの防衛戦が控える。「考えるといっぱいいっぱいになるタイプ。目の前の試合を1つ1つクリアしていく」。絶対王者へ、1歩ずつ歩みを進める。

