DDTの赤井沙希(36)のプロレス引退発表記者会見が24日、都内で行われた。引退試合は11月12日、DDT両国国技館大会に決まった。

DDTの社長兼選手の高木三四郎とともに出席した。今後については「今、自分が行っている(エステティック)サロン、あとはプラチナムに所属している活動は引き続き、やらせてもらいます。ただ、今はどうプロレスを全うするかに全力で集中したい。それに賭けたいと思います」と話すにとどめた。

ラストマッチの対戦相手などは未定。その中で赤井は「ミックスドマッチで私は生まれた。最後もミックスドマッチで終わりたい。カードに関しては、このことは会社の中でもシークレットに進んでいたので、自分の意向と意思をすりあわせて、進めていきたい」と話した。デビュー戦は13年8月18日。赤井は赤色のコスチュームで、男女混合6人タッグに出場。顔面に集中攻撃を受ける場面もあったが、174センチの長身を武器に反撃。ビッグフット、クロスボディーアタックなどの技も披露し、11分53秒、試合にも勝利した。

引退試合も、デビュー戦と同じ両国国技館。「夢にあふれる世界で本当にたくさんの経験をさせてもらいました。レスラーとして、試合でお返ししていけるよう、自分らしくブレずに、全力で駆け抜けていきたい」。先のことは見ず、プロレスラーとしての道に全集中する。