プロボクシングWBO世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(36=米国)が世界初となる2階級での4団体王座統一に自信を示した。7月29日(日本時間30日)に米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナでWBAスーパー、WBC、IBF世界同級王者エロール・スペンスJr.(33=米国)との4団体王座統一戦を控え、13日(日本時間14日)、米カリフォルニア州ビバリーヒルズのビバリーヒルズホテルで公式記者会見に出席した。

スーパーライト級に続き、4団体統一のチャンスが到来したクロフォードは「俺はスペンスJr.を丸めて燻製にするつもりだ。ラスベガスでは合法。彼を丸め、この男を吸うのさ。7月29日は、なぜこの時代がテレンス・クロフォードの時代なのか、みなさん1人1人に見せてあげよう」と独特の表現で勝利に自信を示した。人気スター同士による4団体王座統一戦は両者にとって7度目防衛戦。スペンスが3団体を統一した一方、クロフォードは王座奪取から7試合連続KO勝ちを収めてきた。創刊100年を誇る米老舗専門誌ザ・リングによる階級を超越した最強ランキング、パウンド・フォー・パウンドで4位スペンスJr.、3位のクロフォードという実力派王者同士の対決となる。

一方の3団体統一王者スペンスJr.は「肉体的にも精神的にも(クロフォードを)打ち砕く。彼のメンタルを見れば単に優れたファイターだと感じる。俺は彼を精神的に、肉体的に、感情的に、そして霊的に、すべてを壊すだろう。誰が勝っても、これが世界最高のファイターと誰もが知ることになる。これが最高級品だ」と燃えていた。