プロボクシングWBA世界スーパーフライ級新王者井岡一翔(34=志成)が王座奪取から一夜明けた25日、東京・目黒区の所属ジムで会見した。前同級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)を3-0の判定で下して世界王座に返り咲いた世界4階級制覇王者は世界戦3日前に日本ボクシングコミッション(JBC)から昨年大みそかのドーピング検査で大麻成分が検出された件について言及した。

JBCからは井岡の尿検体から採取された濃度が世界反ドーピング機構(WADA)の基準となる判定限界の180ng/mLを超えていないとし「違反なし」と結論づけたと発表された。JBCからは井岡の尿検体から採取された濃度や量については公表されていないが、井岡は「出ている量とかは聞きましたか? 違反ではないというか、微々たるものというようなレベルではない(ぐらい少ない)ですよ。その時点でルールとして何もなければ何もないし。これ以上、話すことは何もないと思っている」と口調を強めて話した。

JBCは「隠蔽(いんぺい)していると思われたくない」と説明したが、違反していない内容を「違反なし、処分なし」と発表するという異例のものだった。井岡は「結果として何もなら何もないでいいではないですか」とも口にしていた。