亀田3兄弟を世界王者に育てた父の史郎氏(58)が試合会場に登場した。

7月に日本ボクシングコミッション(JBC)からトレーナーライセンスが交付され、約16年ぶりとなる現場復帰が可能となったが、この日は試合のセコンドにはつかず、リングサイドで観戦した。

しかし、第4試合の契約65・0キロ級6回戦で自身のYouTube企画で発掘した“愛弟子”福重浩輝(30=KWORLD3)が劣勢の展開になると、たまらず最前線まで出てきて指示。「いけ、いかんかい」と鼓舞したが、加藤亜礼史(29=折尾)に判定でプロ初黒星を喫した。

「興毅ら子どもがライセンスを取り戻してくれたしな。残っていたしこりを取ってくれた。これからどう関わっていくかはまだ分からんけど、ボクシング界を盛り上げていきたい気持ちは同じ。世界王者とかじゃなく、おもろい選手を育てたいな」 史郎氏は07年10月、次男・大毅(現KWORLD3ジム会長)が世界初挑戦した内藤大助戦での度重なる反則を指示したとして、JBCからセコンドライセンスの無期限停止処分を受けた。

さらに10年4月、長男・興毅(現プロモーター)がポンサクレックを相手に初黒星を喫したWBC世界フライ級統一戦後の発言をめぐりJBCから資格取り消し処分を受けた。JBC管轄の施設への立ち入りを禁ずる事実上の「永久追放処分」からの復権を果たした。