格闘技イベントのKNOCK OUTは7日までに、ドーピング陽性だった木村“フィリップ”ミノルについて、3月に行った試合をノーコンテスト(無効試合)とすると発表した。

KNOCK OUTは「今年3月5日に国立代々木競技場第二体育館で開催いたしました『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT“BLAZE”』の第10試合で行われた、「クンタップ・チャロンチャイvs木村”フィリップ”ミノル」のワンマッチは、1ラウンド32秒、木村ミノル選手のKO勝ちとなりました。しかしながら、さる9月2日に行われた格闘技団体『RIZIN』の記者会見において、木村選手より、6月24日開催のRIZIN北海道大会(ロクク・ダリ選手に1ラウンド1分8秒KO勝ち)の試合後のドーピング検査で「陽性」であったとの発表がありました。これを受け、KNOCK OUT運営内で協議しました結果、3月5日の公式記録を「ノーコンテスト=無効試合」に変更として、クンタップ、木村ミノル、両選手に通達しましたことを、ここにご報告させていただきます」と声明を発表した。

木村本人によれば、6月のRIZIN43以前に出場していた巌流島、KNOCK OUTの大会では、禁止薬物を使用していたという。RIZIN側は木村に対して6月の該当試合を無効試合、罰金、半年間のRIZINへの出場停止の処分を科すとしている。