プロボクシングWBAスーパー、IBF世界スーパーバンタム級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が20日、横浜市内のジムで練習を公開した。26日に東京・有明アリーナで、WBC、WBO世界同級王者井上尚弥(30=大橋)との4団体王座統一戦を控えるタパレスはシャドーボクシング、ロープ跳び、サンドバッグなどを披露し、良いコンディションをキープしている様子をみせた。

26日に井上との4団体王座統一戦に勝利し、フィリピン初の4団体統一王者になった場合の野望について問われたタパレスは「それは私のボスが考えてくれる。その指示に従って動くと思う」と陣営の方針に任せる方針を示した。プロモートするMPプロモーションのショーン・ギボンズ社長は「井上選手に勝てば再戦が優先される、私たちもタバレスも日本が好きだから」とダイレクトリマッチになる可能性を明かした。

なおWBAは前WBAスーパー、IBF世界同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(29=ウズベキスタン)、WBCは同級1位の元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(29=メキシコ)がそれぞれ挑戦者決定戦に勝利。指名挑戦権を獲得している状況だ。