全日本プロレスは10日、同日開催された高崎大会(Gメッセ群馬)に出場していた吉江豊さんが亡くなったと発表した。50歳。

「吉江豊選手は、試合終了後に控室に戻った後、体調が急変し、高崎市内の病院へ緊急搬送されましたが、そのまま帰らぬ人となりました。吉江豊選手のご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。全日本プロレス」と、公式サイトで発表した。

この日の第3試合、タッグマッチ(20分1本勝負)に井上凌と組んで出場。大森北斗、崔領二組と対戦し、11分48秒、崔領二に井上凌が、赤川鉄橋からの体固めで敗れていた。

◆吉江豊(よしえ・ゆたか)1974年(昭49)1月5日、群馬・前橋市生まれ。94年2月、新日本プロレス入門。同年12月9日の小島聡戦でデビュー。03年には棚橋弘至とのコンビで第44代IWGPタッグ王座を獲得。04年5月にはK1戦士ヤン・ザ・ジャイアント・ノルキヤに異種格闘技戦で勝利。同8月のG1クライマックスでは天龍源一郎から金星を奪取した。06年に退団。巨漢レスラーで、特技・趣味を「大食いレスラー」としていた。主なタイトルは新日本でIWGPタッグ王者、全日本で世界タッグ王者。180センチ、160キロ。

武藤敬司プロデュース プロレスリング・マスターズに登場した吉江豊さん(2020年2月28日撮影)
武藤敬司プロデュース プロレスリング・マスターズに登場した吉江豊さん(2020年2月28日撮影)
00年、比較的スリムな時代の吉江豊さん
00年、比較的スリムな時代の吉江豊さん
新日本プロレス東京ドーム大会IWGPヘビー級選手権 長州力引退試合20分1本勝負 長州力(手前)とにらみ合う左から飯塚高史、獣神サンダー・ライガー、高岩竜一、吉江豊(1998年1月4日撮影)
新日本プロレス東京ドーム大会IWGPヘビー級選手権 長州力引退試合20分1本勝負 長州力(手前)とにらみ合う左から飯塚高史、獣神サンダー・ライガー、高岩竜一、吉江豊(1998年1月4日撮影)
吉江豊は小島聡にキャメルクラッチ
吉江豊は小島聡にキャメルクラッチ
勝利を決めた元G−EGGSの左から中西学、永田裕志、吉江豊さん(2002年5月29日)
勝利を決めた元G−EGGSの左から中西学、永田裕志、吉江豊さん(2002年5月29日)
新日本プロレスヤングライオン杯リーグ戦 左から永田裕志、吉江豊、中西学のG−EGGSの3人は、T2000(蝶野正洋率いる)に勝利し、控え室に戻る途中でポーズをとる
新日本プロレスヤングライオン杯リーグ戦 左から永田裕志、吉江豊、中西学のG−EGGSの3人は、T2000(蝶野正洋率いる)に勝利し、控え室に戻る途中でポーズをとる
新日本プロG-eggs会見 左から中西学、吉江豊、ブライアン・ジョンストン(新メンバー)、永田裕志らG-eggsは抱負を語った
新日本プロG-eggs会見 左から中西学、吉江豊、ブライアン・ジョンストン(新メンバー)、永田裕志らG-eggsは抱負を語った
新日本プロレス 吉江豊(右)は真壁伸也に強烈な張り手をかます(2003年1月4日撮影)
新日本プロレス 吉江豊(右)は真壁伸也に強烈な張り手をかます(2003年1月4日撮影)
03年10月、IWGPタッグ王座を防衛した棚橋弘至(左)、吉江豊組
03年10月、IWGPタッグ王座を防衛した棚橋弘至(左)、吉江豊組
中邑真輔にダイビングボディーアタックを見舞う吉江豊(2003年撮影)
中邑真輔にダイビングボディーアタックを見舞う吉江豊(2003年撮影)
ライガーに重量感あるダイビングボディープレスを見舞う吉江豊(03年撮影)
ライガーに重量感あるダイビングボディープレスを見舞う吉江豊(03年撮影)
金髪時代の吉江豊さん(2002年撮影)
金髪時代の吉江豊さん(2002年撮影)
無我ワールドへの新入団が決まり藤波辰爾(中央)とともに検討を誓い合う吉江豊(左)と竹村豪氏(2006年8月28日撮影)
無我ワールドへの新入団が決まり藤波辰爾(中央)とともに検討を誓い合う吉江豊(左)と竹村豪氏(2006年8月28日撮影)
IWGPタッグに再挑戦の吉江豊(中央)と棚橋弘至(右)、IWGPジュニア初防衛戦を控えるタイガーマスクは世代交代を高らかに宣言(2003年5月15日撮影)
IWGPタッグに再挑戦の吉江豊(中央)と棚橋弘至(右)、IWGPジュニア初防衛戦を控えるタイガーマスクは世代交代を高らかに宣言(2003年5月15日撮影)
「よしえちゃん」としてハッスルに参戦し、ボノちゃん(曙太郎)とタッグを組んだ吉江豊さん(2008年04月13日撮影)
「よしえちゃん」としてハッスルに参戦し、ボノちゃん(曙太郎)とタッグを組んだ吉江豊さん(2008年04月13日撮影)
新日本後楽園大会 ラストファイトで天山広吉(左)をやっつける吉江豊さん(2006年01月28日撮影)
新日本後楽園大会 ラストファイトで天山広吉(左)をやっつける吉江豊さん(2006年01月28日撮影)