「RIZIN46」(29日、東京・有明アリーナ)のフェザー級王座戦調印式および前日公開計量が都内で行われ、王者・鈴木千裕(24=クロスポイント吉祥寺)と挑戦者・金原正徳(41=リバーサル立川ALPHA)ら大会出場選手全員が登場。全員が計量をクリアした。

調印式で、司会の合図を待たずにフライングでペンを走らせてしまい、会場の笑いを誘った金原は、計量をクリアした後「この日のために準備してきました。僕にしかできないことがあります。それはこのベルトを取って、いろんな人を勇気づけたいなと思っております。まずは明日、鈴木千裕選手にしっかり挑みたいと思っております」と力強く誓った。

一方、王者・鈴木は「勝たないといけない理由が僕にはたくさんあるんで。絶対にKOで勝って、新しい時代を俺が作るんで、みなさん応援よろしくお願いします」とKOで世代交代を成し遂げる意気込みを示した。

ベテランと若手、寝技と打撃、格闘技界の冬の時代を知る苦労人・金原と、今1番勢いがあり、ギラギラとした真夏の太陽のような鈴木…好対照な2人だけに、識者による勝敗予想も割れている。

金原の勝利を予想しているのが朝倉兄弟、平本蓮、扇久保博正、ストラッサー起一、石渡伸太郎、大沢ケンジ、矢地祐介、伊原星花、YA-MAN、今成正和ら。

一方、鈴木の勝ちを予想するのが中村倫也、川尻達也、井上雄策、新居すぐる、HIROYA、伊藤裕樹、榊原CEOらとやや金原の方が多くなっているが、果たして結果はどうなるか。ビッグマッチの行方に注目が集まっている。