第5試合の137ポンド(62・14キロ)契約ムエタイに、ジャパンキックボクシング協会ライト級王者の睦雅(むが、27=ビクトリージム※今大会はフルネームの瀬戸睦雅で出場)が登場。ONEデビュー戦で、カビラン・ジェレバン(24=マレーシア)に2ラウンド(R)KO勝ちを収めた。

睦雅は1Rは首相撲から相手の鋭い膝を何発か浴びる場面もあったが、2Rに入ると至近距離からの肘で流れを引き寄せた。そして左フックを当てたところから左右のパンチを連打し、最後は1分29秒、右フックで豪快にKOした。

試合後、マイクを握った睦雅は「みなさん、こんにちはビクトリージムの睦雅です。まず日本から駆けつけてくださったファンの方や、配信で見てくださったファンの方、本当にありがとうございます。そしてここルンピニースタジアム本拠地のタイ人のお客さま、初めまして瀬戸睦雅です。今日は名前を覚えて帰ってください」と笑顔を見せた。

するとリングアナウンサーが「このパフォーマンスなら、チャトリ・シットヨートンさん(CEO)が35万バーツ(約145万円)のボーナスを与えても驚かないですね」と、ボーナスが出たことを発表。睦雅は両手を上げて「みなさん、ありがとうございます。自分はハッピーで~す」と喜んだ。

この日は睦雅以外にもONE初お目見え3人の日本人が出場。後藤丈治(28=TRIBE TOKYO MMA)はバンタム級MMAでイリアス・エジエフ(22=ベラルーシ)にバックチョークで3R一本負けした。

143ポンド(64・86キロ)契約ムエタイに出場した伊賀道(いがどう)凌平(29=キックボクシングジムSTAGE)はミン・チョー・サー(22=ミャンマー)に判定0-3で敗れた。

119ポンド(約53・97キロ)契約ムエタイの谷津晴之(20=新興ムエタイジム)は判定3-0でアントン・サルチャク(28=ロシア)に勝利した。