無敗の格闘家でプロボクシングWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26=帝拳)が24日、東京・有明アリーナで前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(34=オーストラリア)との転向6戦目(119ポンド契約体重10回戦)に臨む。今秋以降の世界挑戦へ、絶対に負けられない前世界王者との対決。このボクシング転向6戦目に向け、那須川はグローブ、シューズ、トランクスなどのコスチュームをシルバーで統一。「銀河」をイメージしたもので、ヘアカラーも銀色に整えてリングに立つ。

銀カラーとなった那須川の髪形は、前髪とサイドを短くしつつも、襟足を長く伸ばす「マレットヘア」と呼ばれるヘアスタイルだ。このヘアスタイルを選んでいる理由について、那須川は「何で、これをやっているかと言うと、世界で一番ダサい髪形なので。逆を行ってやろうと。ダサくても、関係ないっしょ、気持ちっしょ」と満面の笑みだ。70年代初期、英人気ロックシンガーのデビッド・ボウイが襟足を伸ばして人気が上昇し、グラムロックの人気とともに、この髪形も流行していた「昭和スタイル」と言っていい。

マレットヘアと命名されたのは、94年に米ヒップホップ・グループ、ビースティ・ボーイズが「マレットヘッド」というシングル曲で使用したのが初めてとされる。一部ではマレットヘアの発祥の地がオーストラリアとの説もある。モロニーとの対戦に合わせてマレットヘアにしたのではないか、との問いに那須川は「あんまり考えていなかったですね。やっぱどうせ来てくれるならなじみ深い方がいいかな」と“偶然の産物”さえも歓迎した。

那須川の勝負スタイルは常に話題を呼ぶ。23年4月のボクシングデビュー戦ではトレードマークともいえるグリーンを貴重としたトランクスだった。同9月の2戦目はブラック系、そして24年1月の3戦目はアースカラーだった。そして同7月の4戦目は地球をイメージしたブルーに。同10月のWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦となる5戦目は白とグレーを採用し、昭和風ガウンを着用して入場。そして世界前哨戦となる今回の6戦目は銀河のシルバーとなった。今秋以降、世界戦に挑む見通しの那須川はリングで映えるコスチュームとヘアスタイルも追求していくことだろう。

【ボクシング】那須川天心、転向6戦目は34歳の前世界王者と対戦/ライブ速報します