立ち技打撃格闘技K-1のワールドMAX世界一決定トーナメントで2度優勝を果たした“レジェンド”魔裟斗氏(45)が、後輩のファイターたちに「本物になれ!」とエールを送った。

K-1は26日、都内ホテルで年間表彰式「K-1 AWARDS 2024」を開催。魔裟斗氏は授賞式の後、「K-1メディアBAY FM『Bonの部屋』賞」を受賞した大久保琉唯(20=K-1ジム・ウルフTEAM ASTER)と、アマチュア最優秀選手賞の大久保世璃(17=K-1ジム・ウルフTEAM ASTER)兄弟とともに囲み取材に応じた。

魔裟斗氏は琉唯について「スター性は十分なので、実力が加われば、スターになるだろうなと思っていて。これから非常に期待しています。『俺がK-1を引っ張る』くらいの気持ちを持って、リングに上がってほしいなと思っています」と期待した。

さらに続けて「本物になれと。最近、本物じゃない格闘家が多くて、嫌なんだよ、俺」と現在の格闘技界の流れに苦言を呈した。魔裟斗氏は「今はSNSでうまく発信していく選手もいますし、それが全部悪いというわけではないですけど、とにかく僕が選手時代に言われたことは、本物になれと。僕はK-1選手、格闘家…、引退する頃に自分のことをどう思っていたかというと、K-1選手でも格闘家でもなくて、自分のことをアスリートと思っていたんです。だから選手にはアスリートでいてほしい」と注文をつけた。

魔裟斗氏は「やっぱり今はボクシングがすごいじゃないですか。なんですごいって本物だからですよ。井上尚弥選手とか、中谷(潤人)選手とか。別にSNSとか必要ないじゃないですか、本物なんで。ああいう本物のアスリートに、そうなってほしいなと思います」と期待した。

その上で「でも他の分野がフィーチャーされがちなんで、歯がゆいと思うんですよ(K-1の)選手は。なんで俺たち一生懸命やってるのに、SNSでなんかやってるヤツらがフィーチャーされてるんだよって。たぶん思ってると思います。それは僕らの力不足もあると思います。少しでも何とかしたいなという気持ちがあります」と周囲にももっと選手を有名にする努力が必要だと指摘した。