“過激な仕掛け人”と呼ばれた、元新日本プロレス専務取締役営業本部長で現ストロングスタイルプロレス会長の新間寿(しんま・ひさし)氏が21日午後6時47分、都内の自宅で死去した。90歳だった。
関係者によると、新間氏は先週まで3週間ほど肺炎で入院し、18日に退院。その後、自宅で療養中だったという。
新間氏のアイデアから生まれた初代タイガーマスクの佐山サトル氏も、大きなショックを受けているという。
新間氏は中大卒業後、サラリーマン生活を経て、1966年にアントニオ猪木さんをエースにした東京プロレスの設立に参加。72年に猪木さんが設立した新日本プロレスに入社して、数々の名勝負を実現に導いた。
76年にアントニオ猪木対ムハマド・アリのプロレスとボクシングの異種格闘技。81年には佐山聡を初代タイガーマスクに変身させてブームを巻き起こして「プロレスブームではなく、新日本プロレスブーム」と豪語した。
83年に新日本プロレスのクーデター未遂事件の責任を取って退社。84年には第1次UWFを設立したが、期待した猪木さんの参戦がかなわずに翌85年に活動休止。89年(平元)に猪木さんが立ち上げたスポーツ平和党の幹事長に就任して「国会に卍固め」「消費税に延髄斬り」などのキャッチフレーズで、猪木さんを参議院議員に当選させた。
現在、会長を務めているストロングスタイルプロレスでは昨年9月26日の後楽園大会に来場し、以降は姿を見せていなかった。

