3団体(WBAスーパー、WBC、WBO)統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(38=ウクライナ)が、同級で2度目の4団体統一王座獲得に成功した。
昨年6月に返上していたIBFの同級王者となっていたダニエル・デュボア(27=英国)との統一戦に臨み、計2度のダウンを奪って5回1分52秒、KO勝利。23年8月に9回KO負けし、リベンジに燃えたデュボアを返り討ちにした。
サウスポースタイルからウシクは序盤から左ストレートを打ち込んだ。前に出て距離を詰めるデュボアに対し、5回にはコーナーを背に右フックでダウンを先制。立ち上がってきたIBF王者に向けて右フックからの左ストレートでダウンを奪って仕留めた。ウシクは「この勝利は私の仲間のものだ。38歳はただの数字、38歳は若者だ。これは始まりに過ぎない。ウェンブリー(スタジアム)に感謝します。他に何か臨むことはない。これで十分だ」と笑顔。同じ階級で2度目の4団体統一を果たしたのは、5月の4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)に続いて2人目となる。
38歳ながら現役を続ける強い意志を示したウシクは「今は休みたい。家に帰って妻、子どもたちと過ごしたい。もしかしたら2~3カ月後には、いや休むだけだ」と笑わせた後、こう続けた。「次は(元WBC王者)タイソン・フューリー(英国)かもしれないし、(元3団体統一王者)アンソニー・ジョシュア(英国)かもしれない。家に帰りたいから言えないよ」とリラックスした笑みを浮かべてヘビー級のライバルたちとの再戦を希望していた。
現在、創刊100年以上の歴史と権威がある米老舗専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサー)ランキングで1位のウシク。デュボアとの再戦での圧勝劇で、PFP1位らしい実力と風格を漂わせていた。

