メインイベント(第9試合)でデビッド・フィンレー(32)が辻陽太(31)に勝利。崖っぷちからはい上がってきた男は勝ち点を8に伸ばし、優勝決定トーナメントに進出できる上位3人入りへ望みをつないだ。
10分を経過するといよいよ試合も佳境に。渾身(こんしん)のエルボー合戦から、辻のヒザ蹴りを被弾したフィンレーだが、ひるまずラリアットで応戦。しかし直後のパワーボムを切り返され、ジーンブラスター(スピアータックル)を浴びた。
それでもフィンレーは辻のマーロウクラッシュをキャッチしてそのままパワーボムでたたきつけ、さらに連続でパワーボム。そしてオーバーキル(ブレーンバスターのように持ち上げ、そこから落としてヒザをたたき込む技)を狙った。
しかし辻もオーバーキルをキャッチしてパワーボム。さらに今度はパワーボムでフィンレーをコーナーにたたきつけた。だがフィンレーも同様にパワーボムで辻をコーナーにたたきつける意地の張り合いが続いた。
最後はフィンレーが辻のジーンブラスターを丸め込みで切り返し、続けてPrima Nocta(飛びつき式スタナー)。その後、オーバーキルを切り返されたが、INTO OBLIVIONからおきて破りのマーロウクラッシュを発射。辻のジーンブラスターにカウンターのヒザ蹴りを合わせ、最後は完璧にオーバーキルを決めて辻をマットに眠らせた。
試合後、セコンドの外道とともにマイクを握ったフィンレーは「ツジ、お前はいつも俺を極限にまで持っていく方法を思いつくが、今日は俺の方が上だったな。今年のG1は俺の思い通りにはスタートできなかったが、G1史上最高のカムバック劇を見せてやる! お前ら、誰がG1で優勝するか考えてるだろ。それはTHE REBEL、それはボスドッグ、それはS・A・V・A・G・E・KINGだ!」と叫んだ。
フィンレーは今春のニュージャパンカップを制しており、この日の勝利で“春夏連覇”の可能性も残された。
<この日のG1クライマックス公式戦全成績>
▼Aブロック
○カラム・ニューマン(8) (12分50秒、プリンスズカース→片エビ固め) ×タイチ(6)
○EVIL(10) (9分44秒、EVIL→片エビ固め) ×ボルチン・オレッグ(8)
○棚橋弘至(8) (2分48秒、首固め) ×SANADA(6)
○上村優也(10) (18分23秒、カンヌキスープレックスホールド) ×大岩陵平(8)
○デビッド・フィンレー(8) (15分21秒、オーバーキル→体固め) ×辻陽太(8)
※選手名の後ろの数字は勝ち点

