22年ボクシング世界ユース優勝(バンタム級)を含めるアマ7冠の坂井優太(20=大橋)が大舞台進出へのアピールに意欲を示した。21日、東京・後楽園ホールでヤン・チャンフア(32=中国)との54・5キロ契約体重8回戦を控え、20日には都内で前日計量に出席。54・3キロでパスしたヤンに対し、54・4キロでクリアした。

6月下旬、サウジアラビアの注目興行「リヤド・シーズン」を運営する同国総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官(44)から参戦の勧誘メッセージが届いた。早ければ12月末にもプロ初の海外マッチが実現しそうで「あるかもしれないですね。僕も、まだこの試合があるので(大橋秀行)会長に全部お任せしている。自分は決められた試合をしっかり勝つことが今やるべきこと。サウジでも後楽園でも変わらずやる」と平常心を貫いた。

アマ時代は世界ユースの開催されたスペインが唯一の遠征だったという。中東行きが決まればプロ転向初の海外マッチとなる坂井は「環境がすごいらしいので経験しておきたいなと。まだまだ強くならないといけないと思うので」と冷静そのもの。ヤン戦に向けて「圧倒したい。自分の存在をアピールしていければ。普通にインパクトある試合がれきればと思う」と口にした。

今回のヤン戦に向け、約3週間ほどWBOアジア・パシフィック同級2位伊藤千飛(20=真正)とのスパーリングを消化。小学校時代から交流のある親友と拳を交え「当時はボコボコにやられていましたけれど。今回、すごく良い経験できたし、気持ち的にも良い感じになった。同年代だし、負けられない。自信になりました」と気持ちの高揚感を口にした。

6月に日本ユース・バンタム級王座を獲得して以来、約2カ月ぶりのリングとなる。既に同王座は返上済み。坂井は「ここで良いパフォーマンスをみせたい。それは今回だけでなく全試合」とキッパリ。プロデビューから5戦連続KO勝利を狙う意気込みだった。