全日本プロレスは12日、都内で記者会見を開催。福田剛紀社長と十枝利樹取締役が、選手として活躍していた長尾一大心(ながお・たいしん)さんがバス接触事故で7日に死去した件について説明をおこなった。
福田社長らの話によると、バス事故は長尾さんがバス誘導中に発生。すぐにバスに乗っていた選手たちによって救急車が呼ばれ、長尾さんは横浜市内の病院に緊急搬送された。
長尾さんは腹部圧迫による外傷性ショックのため、集中治療室(ICU)で治療を始め、損傷していた肝臓など、いく度も手術を行ったものの、今月6日の早朝に容体が急変。7日の早朝に敗血症によって亡くなったという。
バスを運転していたのは外部委託の運転手で、現在は警察の事情聴取に応じている。
以下、全日本が発表した経過報告書
◇ ◇ ◇
5月31日に発生した巡業バス(弊社所有の大型バス)と弊社所属の長尾一大心選手の接触事故に関しての経過報告と再発防止策について以下の通りご報告申し上げます。
●経過報告
5月31日 全日本プロレス道場付近の路上付近で長尾一大心選手と巡業バスが接触した報告を受け、長尾一大心選手が怪我のため6月1日の仙台大会を欠場する旨をリリース。長尾一大心選手は横浜市内の病院に運ばれ治療を開始しました
6月7日 バスと接触し、病院で治療中、当面の間試合を欠場する旨をリリース
6月21日 巡業バスとの事故で腹部が圧迫されたことによる外傷性ショックにより、集中治療室で予断を許さない状況の中治療を行っていることをリリース
7月22日 病院とご両親の許可を頂き、複数の選手・スタッフが長尾一大心選手との面会を行い、ファンから頂いた千羽鶴やメッセージをご両親にお渡しした旨をリリース
9月6日 早朝に容体が急変
9月7日 敗血症によりご逝去されました
9月10日 火葬が執り行われ、所属選手と全スタッフで最後の見送りを行い、収骨されました
●事故の原因
現在警察において捜査中です
●再発防止策
・事故発生前、巡業の際、社有のバスの運転を外部の運転手に委託していたが、事故発生後は社有車の運行を取りやめ、外部のバス運行会社に委託しております
・バスの乗降は周辺を十分確認し、安全の確保を第一での運行を徹底しております
・日本プロレスリング連盟に本件の報告を行い、周知啓蒙致します

