<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇8日◇東京・両国国技館

 チャンピオンの内藤大助(33=宮田)は同級1位の前王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(30=タイ)と引き分け、2度目の防衛に成功した。

 内藤は昨年7月、ポンサクレックを3度目の挑戦で破って王座奪取。同10月の亀田大毅(協栄)戦に続く防衛を果たした。ジャッジの採点は三者三様だった。

 内藤は「ドローだけど正直勝ちたかった。防衛できたのはよかった。負けるのとはものすごく差があるから、素直に喜びたい。次こそいい試合をしたい」と試合後、コメントした。

 33歳6カ月の内藤は自身が持つ世界王座の日本選手最年長防衛記録も更新した。戦績は37戦32勝(20KO)2敗3分け。王座返り咲きを逃したポンサクレックの戦績は71戦67勝(35KO)3敗1分け。

 日本のジムに所属する現役世界王者は5人で変わらず。