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第7回大相撲総選挙

取材後記

横綱は強くなければ支持されない/渡辺記者

実力示した遠藤実力示した遠藤
1位 稀勢の里 6位 白鵬
2位 遠藤 7位 貴景勝
3位 栃ノ心 8位 阿炎
4位 鶴竜 9位 豪栄道
5位 高安 10位 千代の国

 時代の潮目を見るような投票結果だ。不動の地位を守った稀勢の里にしても、獲得ポイントは最近2年連続の7千台から3千台へ。これ以上のふがいない成績では、ファンの目も厳しく遠のくだろう。土俵上で盤石の強さを示してきた白鵬も、ここ1年で3場所休場。ついにトップ10から姿を消した。逆にトップ10圏外が続いていた鶴竜は予想通り4位と躍進。やっぱり横綱は強くなければ支持されない。

特筆すべきは阿炎。8位と予想したが、白鵬から金星を挙げた夏場所の印象度は鮮烈だ。あの寺尾(錣山親方)の弟子、師匠譲りのきっぷの良い取り口、24歳の若さ。投票時期のタイミングと合致した。来年、どのポジションにいるか。ファン投票では何より、それが重要になってくる。

 旬の力士、若さの勢いという視点から栃ノ心、貴景勝も予想通りトップ10入りした。うっかりミスで外したのが安美錦。昨年はトップ10入りしていないから…と今回も外したが、実は昨年夏場所は十両で選考外だった。その前は4位、2位。力士生活の土俵際で踏ん張る、いぶし銀の人気は根強かった。7位の逸ノ城は「怪物お目覚め」を待ち望んだファンが後押しした。愛嬌(あいきょう)たっぷりのCMに出演していた数年前は、番付は幕内中位~下位でファン投票も下位。やはりファンが求めるのは強さ。その気持ちを忘れず大関を目指してほしい。【渡辺佳彦】

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