日本相撲協会は30日、エディオンアリーナ大阪で夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、新十両に奇手・居反りを得意とする宇良(23=木瀬)と、19歳の佐藤(19=貴乃花)が昇進した。2人とも改名はしない。

 宇良は関学大から初めて角界入り。173センチと小柄ながら巧みな技を駆使して、負け越し知らずで関取に上り詰めた。初土俵の昨年春場所から所要7場所での昇進(幕下付け出しを除く)は、史上4位のスピード記録となった。

 強豪の埼玉栄高から14年秋場所に初土俵を踏んだ佐藤は、貴乃花親方(元横綱)が師匠となって初めて育てた日本人関取となった。所要10場所での新十両は、師匠と同じだった。

 再十両は玉飛鳥(33=片男波)。