日本相撲協会は12日、理事会を開き、元関脇朝赤龍(35=高砂)の引退と年寄「錦島」の襲名を承認した。

 4月21日付の官報で日本国籍取得が公告され、引退後も日本相撲協会に残ることができる年寄名跡取得が可能になっていた。

 モンゴル出身の朝赤龍は高知・明徳義塾高に相撲留学し、00年初場所で初土俵を踏んだ。02年名古屋場所の新十両から関取の座を保っていたが、今年の初場所で幕下に転落。14日初日の夏場所は、西幕下14枚目だった。

 今後は錦島親方として、後進の指導に当たる。