大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)が29日、名古屋市内の宿舎で朝稽古を行った。

 十両照強、誉富士を相手に相撲を20番とって、15勝5敗。立ち合いは相手の当たりを受け、圧力を確かめながらの取り口。その後は誉富士、平幕宝富士に約30分間、胸を出し、時折大声ではっぱをかけながら、気合十分に稽古をつけた。

 名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)を10日後に控え「う~ん、まあまあですね」と、コンディションは上々のようだ。名古屋は優勝8回のうち3回を手にした験のいい場所。「やるべきことをやる。それと(相撲をとらせてもらえる)感謝の気持ちを忘れないこと」と話した。