10月下旬に鳥取市内で起きた横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)による、平幕貴ノ岩(27)への暴行問題で、暴行された直後の26日未明、貴ノ岩が同市内の病院で応急処置を受けていたことが、店関係者の証言で分かった。それによると、店内でガラスが割れるような音に驚いた店関係者が事情を聴こうと部屋に行くと、貴ノ岩が血を流して倒れ、おしぼりで止血されていたという。その場でシャンパンの瓶などが目撃されていたという。貴ノ岩は関係者に連れられ夜間の救急窓口がある病院に行き、応急処置を受けた。

 また、日馬富士から暴行された貴ノ岩の症状について2人と同じモンゴル出身で元小結旭鷲山のダバー・バトバヤル氏がフェイスブック(FB)で24日までに明らかにした。23日に電話で貴ノ岩と話したという内容は「今も(片方の)耳がきちんと聞こえない」、暴行を受けた翌日に頭が痛くなり「片方の耳が全く聞こえなくなった」というもの。暴行については、灰皿やカラオケのリモコンなども使い40~50回殴られたとしるしている。