東前頭13枚目竜電(27=高田川)が幕内最速で勝ち越しを決めた。

東前頭7枚目松鳳山(34=二所ノ関)に左を差され、ふりほどいて右に回り込まれると、激しい突きの応酬。左へいなして再度左を差されたが、松鳳山が前のめりになったところでタイミング良く小手投げを決めた。押され気味の展開だったが「落ちついていた。相手の攻めは早い。何とか勝てて良かった」と我慢の相撲を振り返った。

初場所で新入幕を果たしてから、5場所中4場所で勝ち越している。好調の要因は「攻める気持ちがあって上体を下げないところ」。平幕で唯一の勝ち越しも「まだまだ(6番)あるので思い切って取ります」と気に留めなかった。