大相撲の西大関栃ノ心(31=春日野)が初場所5日目の17日、休場することを決めた。「右大腿(だいたい)四頭筋肉離れにより約3週間の安静加療を要する見込み」との休場届を提出。その影響もあって、今場所は初日から4連敗していた。5日目は不戦敗で、対戦相手の松鳳山は不戦勝になる。

師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)によると、4日目に玉鷲に敗れた後「力が入らない」と話したという。「普段から弱音を吐かない男がそう言うんですからね。他にも少し悪いところがある。2月は巡業もないし、3月に向けてしっかり治そうということになりました」と説明した。

栃ノ心の休場は昨年名古屋場所以来8度目。再出場せずに負け越せば、3月の春場所は昨年の秋場所に続いて2度目のかど番になる。